ファイバチャネルテープへのNDMPバックアップでは、スループットが散発的に低下します
のしんだ
環境
- 各ノードをファイバチャネルテープに接続した2つ以上のONTAP クラスタノード
- NDMPはSVMスコープモードで実行されます。
- Data Management Application(DMA;データ管理アプリケーション)の設定には、すべてのノードのテープデバイスパスが含まれています。
- DMAはローカルデバイスパスを優先するようには設定されていませんが、代わりに使用可能なテープデバイスを使用してバックアップまたはリストアを実行します。
問題
- NDMPによるバックアップまたはリストアには通常よりも時間がかかります。
- 以前のジョブと比較して、「低速」のジョブのスループットは低下します。
- スループットが低い場合は散発的に発生します。同じジョブを1回の試行で許容可能なスループットで実行し、別の試行ではスループットが低下します。
- 高速ジョブと低速ジョブの両方とも、ネットアップクラスタノードに接続されたSANテープデバイスにすべてのバックアップが書き込まれています。
低速なジョブに関連付けられたボリュームの「nullへのダンプ」テストは、読み取りスループットのボトルネックを示しているわけではありません。
例:
SVM「nasdata」のボリューム「data1」は、通常は約200MB /秒の速度でバックアップされますが、場合によっては最大75MB/秒でバックアップされることがあります
バックアップログを検証する場合、ダンプオプションでスループットが高いジョブのb = 60が使用されます。
dmp Sat May 11 17:10:50 IDT 2019 /nasdata/data1(3) Start (Level 0, NDMP:96285)
dmp Sat May 11 17:10:50 IDT 2019 /nasdata/data1(3) Options (b=60, u)
低スループットで実行されるジョブは、ダンプオプションにb=0、TCP受信および送信バッファサイズを指定します。
dmp Sat May 11 01:49:54 IDT 2019 /nasdata/data1(7) Start (Level 0, NDMP:36047)
dmp Sat May 11 01:49:54 IDT 2019 /nasdata/data1(7) Options (b=0, u, TCP recv buffer size = 33580, TCP send buffer size = 33580)