ONTAP ノードフェイルオーバー中に作成された Trident iSCSI PVC は、ギブバック後にシングルパスのみを持つ
環境
- Trident
- Trident iSCSIバックエンドを使用するKubernetesクラスター
- Linux Kubernetesワーカーノード
問題
現象:
- ONTAPノードフェイルオーバーイベント(ONTAPアップグレード時など)中に新しいPersistentVolumeClaim(PVC)が作成された場合、LUNに対して確立されるiSCSIパスは1つだけです。
- ストレージのギブバック後(ノードがサービスに復帰した後)、これらのPVCではマルチパスは復元されず、単一のiSCSIパスのみが利用可能な状態が続きます。
- これは冗長性に影響を与え、アプリケーションの高可用性にも影響を及ぼす可能性があります。
ログ出力の例:
multipath -ll影響を受けるノードでは、新しいLUNに対して単一のパスしか表示されません。iscsiadm -m sessionPVC/LUNに対してアクティブなiSCSIセッションが1つだけであることを確認します。- PVC作成時のTridentコントローラーログ:
time="2026-07-10T03:36:57Z" level=debug msg="DataLIFs with reporting nodes." logLayer=core reportedDataLIFs="[10.X.X.X]" ...
(影響を受けたPVCについてはDataLIFが1件のみ記載されています。正常なPVCについてはDataLIFが2件記載されています。)
状態:
- ONTAPノードがテイクオーバー(フェイルオーバー)状態のときに作成されたPVCにのみ影響します。
- アップグレード前または完全なギブバック後に作成されたPVCは影響を受けません。
- 問題はギブバック後も継続します。マルチパスは自動的に復元されません。