ネットワークデバイスまたはクライアントがパケットの大部分をECN-Echoでマークしているため、スループットが遅くなります。
環境
- ONTAP 9.6以降
- クライアント/ネットワークで使用されているTCP明示的輻輳通知(ECN)
問題
- 読み取り時にスループット/パフォーマンスが低下する
- クライアントからアプリケーション層のタイムアウトが報告される
- 「netstat -s -p tcp」を実行すると、受信したパケットの総数と比較して、CE を持つパケットの数が多く表示されます: 「ECN CE ビットが設定されたパケット」/「受信したパケット」> 0.005
- パケット トレースには、クライアントまたはONTAPによって受信されたパケットのすべてまたは大部分が、IP ECN フィールドが「輻輳終了」(CE)、0b11 に設定されている状態で表示されます

- パケットトレースには、TCP の「輻輳ウィンドウ縮小」(CWR)フラグが付けられたパケットのすべてまたは大部分が表示されます。同時に、複数の TCP ウィンドウに対して「明示的輻輳終了」(ECE)フラグが設定されたままになります。
