ONTAP 9.4 以降では、 SnapMirror 関係が転送中にハングします
のしんだ
に適用されます
- ONTAP 9.4 以降
- SnapMirror
問題
SnapMirror 関係は、少量のデータを移動した後、転送状態でハングします。この問題は、次の条件をすべて満たしている場合に発生します。
- SnapMirror ソースクラスタで ONTAP 9.4 以降が稼働している。
- 問題が発生したときに、 SnapMirror ソースクラスタで SnapMirror グローバル複製スロットルが有効になりました。SnapMirror グローバル複製スロットル
options replication.*
は、ソースクラスタのコマンドを使用して表示できます。 - この問題は、特定の SnapMirror ソースノードに影響します。ハングしている SnapMirrors には特定のソースノードが共通している可能性がありますが、同じクラスタ内の他のソースノードからの SnapMirrors は正常に動作している可能性があります。場合によっては、クラスタ内のすべてのソースノードが影響を受けることがあります。
SnapMirror ソースノードの EMS ログにin /etc/log/EMS
は、次のようなメッセージが表示されます。
Tue May 01 00:00:00 [ClusterA-01: repl_Handle_reg: repl.xfer.term.timed.out:error]: A component of a replication transfer with destination volume DSID '1234' or SnapMirror(R) tape ndmp session '' is taking a long time to terminate since it is busy performing some operation.
にある SnapMirror ソースノードの sktrace ログ/etc/log/mlog/sktrace.log
に、次のようなメッセージが表示されます。
2019-05-01T00:00:00Z 34159448880650904 [5:0] REPL_0: repl_sender::NodeFactory::abortOrphanSenderNodes(): | Clearing orphan sender node with transfer uniq: 012345678-0123-0123-0123-0123456789ab
この KB のソリューションを適用する前に、上記のすべての条件が満たされていること、および一致するエラーメッセージが検出されていることを確認してください。さまざまな方法で明らかになっている多くの問題があるため、 SnapMirror がハングしているように見えることがあります。同様の問題が発生しても原因が不明な場合は、ネットアップのテクニカルサポートに問い合わせてください。