ONTAPツール:vscPreferences.xmlを使用した環境設定の管理
環境
- VMware vSphere 9.x以前向けONTAPツール(OTV)
- Virtual Storage Console(VSC)
回答
ONTAP Tools for VMware vSphereには、OTV / VSCの動作をカスタマイズできるXMLファイルがあります。 このファイルはという名前 vscPreferences.xml
で、次の場所にあるRemote Diagnostics Shellからアクセスできます。 /opt/netapp/vscserver/etc/vsc
この記事には、環境設定のデフォルト値も記載されています。
注意 :これらの値を変更すると、OTV / VSCの動作やvCenter Serverのパフォーマンスに影響する可能性があります。デフォルトの動作を変更する場合は 、 グローバルサポートセンターから指示を受けてから変更してください。 |
default.server.discovery.threads: 8
- このオプションは、検出中に同時に実行されるスレッドの数を設定します。
- 有効な値は4~32です。
- 無効な値を入力した場合は無視され、デフォルト値の8が使用されます。
default.client.refresh.timer: 15
- このオプションでは 、別のクライアントがデータを更新するときにVSC for VMwareクライアントが更新する速度を指定します。
- 有効な値は5~60です。
- 無効な値が入力された場合は無視され、デフォルト値の15が使用されます。
default.server.discovery.autostart: true
- このオプションは、起動時に検出プロセスをすぐに開始するかどうかを決定します。
- falseに設定すると、ユーザが [Overview] パネルの[Update]をクリックして手動検出を実行するまで、データはGUIに表示されません。
- デフォルト値はtrueです。
default.server.discovery.scheduled: true
default.server.discovery.hour: 06
default.server.discovery.minute: 00
- これらのオプションは、ディスカバリをスケジュールに従ってバックグラウンドプロセスとして実行するかどうかを制御します。
- デフォルト値はtrueです。
- default.server.discovery.hourは、スケジュールされたバックグラウンド検出を実行する時刻を設定します。
- default.server.discovery.minuteは、スケジュールされたバックグラウンド検出を実行する分を設定します。
default.server.tasks.staletimeout: 60
- このオプションは、実行中またはキューに登録されたタスクが古いとみなされて終了するまでの最小待機時間を制御します。
- デフォルト値は60分です。
default.client.show.unassociatedcontrollers: false
- このオプションは、関連付けられていないコントローラがクライアントに表示されるデフォルトの動作を変更します。
- 通常、関連付けられていないコントローラは、ユーザがvCenterのインベントリパネルでデータセンター以上のエンティティを選択した場合にのみ表示されます。
- Failed AuthenticationまたはSSL Not Configuredステータスのコントローラは、関連付けられていないと分類されます。
- デフォルト値はfalseです。
追加情報
N/A