Tridentはボリューム作成時のinodeの設定をサポートしていますか。
環境
- Astra Trident 21.07以降
- ONTAP 9.13以降
回答
Tridentではinodeの設定はサポートされていません。
代わりに、次のメソッドを使用してinodeを管理することもできます。
- ボリュームのサイズを変更します。ボリュームはデフォルトでシンプロビジョニングされるため、追加のスペースは消費されません。
- FlexGroupドライバを使用します。FlexGroupはバックエンドストレージ上の複数のボリュームで構成されているため、inodeの上限に到達するのが難しくなります。
- ONTAP-SANドライバ(つまりiSCSI)を使用するサイズの小さいファイルが数十億個あると、メタデータ処理(ファイルの作成、アクセスタイムスタンプ、所有権と権限など)のパフォーマンスオーバーヘッドが大きくなります。メタデータ処理はすべて、NFSなどのリモートファイルシステムを使用してネットワークを経由する必要があります。これらの処理はブロックストレージでのローカル処理であるため、このようなシナリオでは処理速度が速くなります。ブロックストレージを使用すると、inodeをローカルで制御することもできます。
- Tridentの設定でSnapshotリザーブを大きくしてください。ONTAPボリュームのサイズが大きくなるのに対し、PVCの実際のサイズ。inodeを増やすことができます。ボリュームはデフォルトでシンプロビジョニングされるため、追加のスペースは消費されません。
追加情報
- ONTAPは、 FlexVolボリュームで許可される最大ファイル数の変更に関する考慮事項を参照して、パブリックinodeの最大数を自動的に管理します。
-files
[1] inodeの数を管理するONTAP volume modifyコマンドのオプション