Tridentに搭載されているPV ONTAP ボリュームで、通常のCSIスナップショットを設定する方法
環境
KubernetesとOpenShiftをサポートするAstra Trident
回答
Trident自体には、ONTAPで定義されているSnapshotスケジュールを選択するオプションしかないため、CSIでサポートされているSnapshotは、追加のソフトウェアを使用した場合にのみ実行できます。
- Astra Control Center (ACC )およびAstra Control Service(ACS)と呼ばれるクラウド内バージョンを使用すると、ミラーまたはヴォールトのデスティネーションに転送するオプションや、スナップショットのPVC(ポッドクローン)を作成するオプションなど、指定されたPVS上でスケジュール済みのCSI-スナップショットバックアップを作成できます。
- サードパーティ製バックアップソフトウェアでは、通常CSIスナップショットを作成し、そのスナップショットからPVCを作成し、マウントし、コンテンツを別の場所(ディスクまたはテープベース)にバックアップすることにより、Trident PVSのスケジュールされたバックアップを実行することもできます。これらは通常、取り付けられたPVCとCSIスナップショットをその後クリーンアップします。使用されなくなったPVCの削除はブロックしません。
追加情報
CSIスナップショットの使用には、次のような多くの制限事項があります。
- CSIスナップショットは、ONTAP SANまたはNASエコノミー・ドライバでは機能しません。スナップショットはボリューム全体で機能し、qtreeに制限されません
- CSIスナップショットが存在する場合は、CSIスナップショットが削除されるまでPVCの削除がブロックされます
- CSIスナップショット(FlexVol クローンとして実装)からPVCを作成すると、CSIベースのスナップショットの削除もブロックされます
一方、ONTAP のスケジュールされたSnapshotはPVCの削除をブロックしません。つまり、バックエンドでNFS(ONTAP-NAS[-エコノミー])ドライバを使用している場合に保護機能を提供できます。ただし、flexc lonesの作成時にも同じ制限があります。スケジューラからのスナップショット削除はブロックされます。