clustered Data ONTAP 8.3でアドバンストドライブパーティショニング機能を使用するために、FAS25xx、FAS22xx、およびオールフラッシュFASプラットフォームをアップグレードして再初期化する方法
のとう
のとう
環境
- clustered Data ONTAP 8.3
- FAS2000シリーズ
説明
この資料では、FAS25xx、FAS22xx、およびAll-Flash FAS(AFF)プラットフォームのブートイメージをclustered Data ONTAP 8.2.xからData ONTAP 8.3にアップグレードし、Data ONTAP 8.3のアドバンストドライブパーティショニング機能を使用するためにコントローラを再初期化する際に実行する手順について説明します。
警告: この資料に記載されている手順はシステムを停止させ、システムからすべてのデータを消去します。バックアップが必要なデータがシステムにある場合は実行しないでください。この資料に記載されている手順を実行する前に、システムからデータをバックアップまたは退避してください。 |
アドバンストドライブパーティショニングのユースケースの1つであるHDD用のルートデータパーティショニングは、FAS8xxx、FAS62xx、およびFAS32xxシリーズのコントローラでは使用できません。Data ONTAP 8.3のMetroCluster構成では、アドバンストドライブパーティショニングはサポートされません。Data ONTAP 8.3でサポートされるFASプラットフォームの詳細については、 『NetApp Hardware Universe』を参照してください。
clustered Data ONTAP 8.2システムでは、ルートアグリゲート用に3本の専用ドライブを使用します。ルートアグリゲートはRAID-DPで、データディスク1本、パリティディスク1本、対角パリティディスク1本が含まれます。
clustered Data ONTAP 8.3では、FAS25xx、FAS22xx、およびAFFプラットフォーム向けのアドバンストドライブパーティショニング機能が導入されています。この機能を使用すると、物理ドライブがルートパーティションとデータパーティションにパーティショニングされます。ルートパーティションはルートアグリゲートのプロビジョニングに使用される小さいパーティションで、大きなデータパーティションはデータアグリゲートのプロビジョニングに使用されます。
注: サポートされているFASシステムをData ONTAP 8.3にアップグレードしても、アドバンストドライブパーティショニング機能は有効になりません。この新機能を利用するには、システムディスクを再初期化する必要があります。