Eシリーズ「冗長性の不一致を引き起こすドライブの分離」- AutoSupportメッセージ
環境
- NetApp Eシリーズ
- Dynamic Disk Pools(DDP)
- RAID6ボリューム グループ(VG)
イベント サマリ
コントローラがデータ パリティの不一致を検出し、その不一致を単一のドライブに分離しました。
検証
CRITICALイベントのIsolation of drive causing redundancy mismatchまたはData/parity mismatch on volumeがASUPによって報告された場合は、この手順を実行する必要があります。
解決策
- SANtricity System ManagerのSupport > Eventsセクションで、隔離イベントがログに記録される前の最新のMedia scan処理(イベントID 2022)を特定します。
- 単一のドライブに対する隔離イベントである場合は、この手順の直後の手順を実行します。複数ある場合は、手順5に進みます。
- スキャン対象のボリュームを確認します。そのボリュームでスキャンが完了したことを確認してください。
- イベントログには以下が報告されます:
Media scan (scrub) started - Volume_1Media scan (scrub) completed - Volume_1
- イベントログには以下が報告されます:
- スキャンの完了後に、分離イベントが単一のドライブに対して記録されたか、複数のドライブに対して記録されたかを確認します。
- 単一のドライブに対してイベントが記録された場合は、そのドライブを障害状態にして交換する必要があります。ドライブを障害状態にするときは、Copy Content Before Fail ボックスをオフのままにしておく必要があります。ドライブの交換を依頼するには、NetAppテクニカル サポートにお問い合わせください。
- 複数のドライブに対してイベントが記録された場合は、次の手順に進みます。
- 複数のドライブまたはボリュームにまたがるデータ/パリティの不一致を確認して修復するには、該当する場合は次の記事の手順に従います:
- 11.80より前のOSを実行しているシステムでCLIを使用する場合: How to check/repair volume parity errors on E-Series arrays running pre-11.80 OS
- 11.80以降のOSを実行しているシステムでAPIを使用する場合: How to check/repair volume parity errors on E-Series arrays running 11.80 or newer OS via API
- 11.80以降のOSを実行しているシステムでCLIを使用する場合: How to check/repair volume parity errors via CLI on E-Series arrays running 11.80 or newer
- ボリューム グループまたはディスク プールに他のボリュームが存在する場合は、それらのボリュームに対してもスキャン/修復を実行することを推奨します。
- スキャン/修復の完了後、冗長性の不一致の原因となっているドライブの分離によって一意(単一)のドライブが特定された場合のみ、そのドライブを障害状態にして交換します。ドライブを障害状態にするときは、Copy Content Before Fail ボックスをオフのままにしておきます。