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アドバンストディスクパーティショニング(ADP)に移行する方法

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Public
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Category:
disk-drives
Specialty:
hw
Last Updated:

環境

  • すべてのFASシステム
  • すべてのAFFシステム

概要

ONTAPはリリースごとにストレージ効率の限界を押し広げ続けており、これらのイノベーションの恩恵を受ける立場にあるお客様がいます。たとえば、ルート アグリゲートがドライブ全体に存在するシステムによっては、パリティやスペア ディスク オーバーヘッドの削減などストレージ効率を高めるために、ルート / データ(ADPv1)またはルート / データ / データ(ADPv2)のパーティショニングに移行したいと考える場合があります。

また、フラッシュのメリットやパリティおよびスペア ディスクのオーバーヘッドのさらなる改善を享受するために、HDDのADPv1からSSDのADPv2に移行したいというお客様もいらっしゃるでしょう。この点を念頭に置いて、この記事では、ドライブ全体からADPv1(またはADPv2)にルート アグリゲートを移行するために必要な手順と、ルート アグリゲートをADPv1からADPv2に移行する手順について説明します。ADPv2はSSDでのみサポートされることに注意してください。

この手順はシステムを停止せずに実行できます。ルート アグリゲートを移行している間もアプリケーションの実行を継続できます。  この手順は、データを含む既存のHAペアを想定しています。  新しいHAペアの作成については、 ONTAP 9でHAペアを再利用する方法 または アドバンスト ディスク パーティショニング(ADP)でインストール済みディスクの一部を使用する方法 およびアドバンスト ディスク パーティショニングのルールを参照してください。

前提条件
ADPv1/ADPv2に移行するには、移行を成功させるための前提条件は次のとおりです:
  • ノードはHA構成のシステム(HAペア)に属している必要があります。
  • バグが修正されたONTAPバージョンが実行されている必要があります 935935 – 機能リクエスト:「system node migrate-root」コマンドは、パーティショニングされたディスクをサポートする必要があります
  • ルート アグリゲートの移動先となるドライブ タイプのドライブが少なくとも8本必要です。推奨されるノードあたりのドライブ数は12本以上です。
  • デスティネーション ドライブは、HAペアの2つのノード間で均等に分散できるように、ドライブ数は偶数にする必要があります。
  • デスティネーション ドライブは、パーティショニングされていないスペア ディスクである必要があります。
  • デスティネーション ドライブには、シン パーティションのルート アグリゲート スライスを格納できるだけの容量があり、なおかつ1つまたは2つのデータ パーティション用の十分なスペースを残しておく必要があります。
  • ルート アグリゲートを現在ホストしているFASまたはAFFシステムがADPをサポートしている必要があります。
    • すべてのFASプラットフォームでHDDでのADPv1をサポート
    • すべてのAFFプラットフォームでSSDでのADPv2のみをサポート
    • FAS2750、FAS8200、FAS8300/8700、FAS9000、およびFAS9500でサポートされるSSDでのADPv2のみ
  • HAペアの両方のノードが正常な状態であり、再構築、障害ディスク コピー、または再パリティ処理を実行しているRAIDグループがない必要があります
  • どちらのノードでもルート アグリゲートがミラーされていない必要があります

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