ONTAPで誤ったdisk fail構文を使用すると複数のNVMeディスクが失敗する
環境
- ONTAP
- NVMeディスク
問題
- NVMeディスクには、パスにはさまざまなID(e5a.10.2.8など)と、ONTAPで使用されるディスクID(1.10.8など)があります。
- ディスクを障害状態にするには、パスではなくディスクIDが必要です。
- パスを使用してディスクを障害状態にすると、障害が発生する可能性があります。
storage disk fail -disk e5a.10.2.8
Error: Disk "e5a.10.2.8" does not exist.
- ただし、
<>
記号を含むパスの使用に失敗した場合、ONTAPはこれらを「より大きい」および「より小さい」と解釈し、その時点までに複数のディスクが意図せず障害状態になります。
storage disk fail -disk <e5a.10.2.8>
Success: 32 entries were acted on.
- 注: ONTAPでは、ディスクごとにコマンドの実行を続行するかどうかを確認するプロンプトが表示され、回答各プロンプトで「はい」を選択した場合にのみ複数のドライブが使用停止になります。
-i
上記の構文を指定してパラメータを追加すると、ディスクはただちに障害状態になり、RAIDグループはRAID障害しきい値までデグレード状態になります。