CONTAP-89115:暗号化キーデータベースが正しくなく、完全に暗号化キーで満たされていないために、CRSリカバリが失敗することがある
問題
- MDVの作成はバックグラウンドでジョブとして実行され、失敗してループで再試行されます。
- 各ジョブが失敗すると、EMSイベントメッセージ[mgmtgwd.jobmgr.jobcomplete.failure]が生成されます。
- EMSイベントメッセージでボリュームの作成に失敗したことが報告されますが、ONTAPでは引き続き暗号化キーデータベースにキーが格納されます。
- ONTAPが暗号化キーデータベースにキーを格納するたびに、[crypto_key_stored]イベントが生成されます。
- EMSログ内で、[crypto_key_stored]イベントと[mgmtgwd.jobmgr.jobcomplete.failure]イベントが隣接している必要があります。
- このループにより、多数の暗号キーが作成され、暗号キーデータベースの容量がいっぱいになります。
- ユーザーに表示される可能性のある影響は次のとおりです。
- 暗号化ボリュームの作成に失敗しました。
- 自動スイッチオーバーが無効になります。
- 次のエラーメッセージが複数回生成されます。
[Failed to create the volume on node "STG0000000172-01".理由:内部エラー。カーネルでボリュームキーを生成できませんでした。キー管理ツールからERROR_KEY_GEN_Crypto_FAILEDが返されました。暗号リターンコード:8。]