優先度が下がったFlexVolボリュームを昇格する方法
環境
- ONTAP 9 .3以降
- All Flash FAS(AFF)
概要
AFFでは、autoポリシーが設定されているすべてのボリュームが監視され、削減量が少ないボリュームや頻繁に上書きされるボリュームの優先度が解除されます。
- 優先度が下がったボリュームは、自動バックグラウンド重複排除の対象外になります。
- 優先度が下がったボリュームの変更ロギングは無効になり、ボリューム上のメタデータは切り捨てられます。
advanced権限レベルで使用できるvolume efficiency promote
コマンドを使用すると、優先度が下がったボリュームを昇格して、自動バックグラウンド重複排除の対象に戻すことができます。
- を実行して確認
::>event log show -node <node_name> -message-name sis.vol.savings.depri
EMSの例:
Thu May 02 00:05:38 EDT [node_name: dense_worker: Sis.Volume.Savings.Deprioritized:info]: Auto Dedupe Scheduling on volume vol1(1) deprioritized : low savings (0%%) against minimum (10%%).
または
volume efficiency show
を実行します。ボリュームレベルのバックグラウンド重複排除を自動的に実行するには、事前定義されたauto
ポリシーが必要です。
::*> volume efficiency show -fields policy
vserver volume policy
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svm1 vol3 auto
svm1 vol2 auto
svm1 vol1 auto