ONTAPのコアダンプ機能の概要

予期しないエラーが発生すると、ONTAPはリセットされ、エラー状態をキャプチャするためのメモリ内イメージが作成されます。このイメージはコアファイルと呼ばれ、NetAppサポートが問題の根本原因を分析し特定するために不可欠です。

コアファイルは次のように分かれています。

• メインコアファイル: データの大部分が含まれます。
• コアセグメント: イベントに関する追加情報を保持する小さなファイルです。

注:包括的な分析と迅速な解決には、メイン コア ファイルとセグメントの両方が必要です。

• システム コア ファイルには機密性の高い顧客情報が含まれていますか?
• コアファイル名の命名規則は何ですか。

コア ファイルの詳細を識別して収集するには、次のコマンドを使用します。

• メインコアファイル: system node coredump show
• このコマンドは、コア名、パニック時間、保存ステータスなどのコアの詳細を表示します。
• コアセグメント：system node coredump segment show
• このコマンドは、セグメント ディレクトリ、セグメント ファイルの数、およびそれらの名前に関する情報を提供します。

詳細については、ONTAP 9コアファイルを分析用にアップロードする方法を参照してください。 

コアファイルとそのセグメントをNetAppにアップロードして分析することは、非常に重要なステップです。これらのファイルをアップロードする方法はいくつかあります。

• AutoSupport自動化
• コマンドライン
• サービスプロセッサインフラストラクチャ（SPI）経由で手動で

ONTAP 9コアファイルを分析用にアップロードする方法を参照してください。 

アップロードされると、コア ファイルはPanic Message Analyzer (PMA) ツールを使用して分析されます。

• PMAはコアファイルを既知のバグシグネチャと照合し、以前に報告されたバグと一致する問題を特定します。
• 一致するものが見つかった場合は、バグレポートへのリンクが提供され、迅速な診断と解決に役立ちます。