ディスク完全消去を使用してスペアディスクからデータを削除する
環境
- ONTAP 9.5以前
- ONTAP 8 clustered Data ONTAP
- ONTAP 8 7-Mode
- スペアドライブのディスク完全消去
説明
ディスク完全消去を実行すると、1本または一連のディスクからデータを削除し、データをリカバリ不能にできます。
開始する前に
- 完全消去できるのはスペア ディスクだけです。所有しているディスクのうち、アグリゲートで使用されていないディスクのみを完全消去できます。
タスク概要
- ストレージ システムでディスク完全消去を有効にした場合、あとで無効にすることはできません。
- ストレージ暗号化を使用してディスクのデータを削除する必要がある場合は、この手順を使用しないでください。ストレージ暗号化を使用してディスクのデータを削除する手順を使用します。
注: 完全消去中は、ストレージシステムの電源をオフにしたり、ストレージ接続を中断したり、ターゲットディスクを取り外したりしないでください。
- 完全消去のフォーマット フェーズで処理が中断された場合、ディスクを完全消去してスペア プールに戻せる状態にするには、フォーマット フェーズを再度開始して完了させる必要があります。
- 完全消去プロセスを中止する必要がある場合は、
disk sanitize abort
コマンドを使用します。 - 指定したディスクで完全消去のフォーマット フェーズが進行中の場合、そのフェーズが完了するまで処理は中止されません。
- この時点で、完全消去プロセスが停止されたことを示すメッセージがONTAPに表示されます。