ONTAP 9.8 で非アクティブデータレポートにどのような機能拡張が加えられたか
環境
- FabricPool
- ONTAP 9.8 以降
- Inactive Data Reporting ( IDR )
回答
- ONTAP 9.7までは
tiering-minimum-cooling-days
、階層化ポリシーがauto
またはに設定されているFabricPool アグリゲートでホストされているボリュームに対してのみ、FlexVol単位のフィールドを設定できましたsnapshot-only
- ONTAP 9.8では、コールドデータの節約量を計算でき、2日から183日に調整できます
- ONTAP 9.8以降では、階層化ポリシーを使用してFabricPool アグリゲートでホストされているボリューム
snapshot-only
についてはコールドデータは報告されません- FabricPool以外のアグリゲートおよび階層化ポリシーでホストされているボリューム
snapshot-only
の場合、報告されるコールドデータはSnapshotのものであり、アクティブファイルシステム(AFS)のものではありません - ONTAP 9.8より前のバージョンでは、AFSとスナップショットのコールドデータの両方が報告されます。
- FabricPool以外のアグリゲートおよび階層化ポリシーでホストされているボリューム
- 9.8温度に敏感なStorage Efficiencyも使用します
追加情報
FabricPool アグリゲート上のボリュームごとのコールドデータを表示するには、コマンドを実行します volume show-footprint