コネクティビティ、ライブネス、アベイラビリティモニター(CLAM)とは
環境
- ONTAP 9
- Connectivity、Liveness、Availability Monitor(CLAM)
回答
Connectivity, Liveness, Availability Monitor(CLAM)はONTAPの機能で、クラスタ内のすべてのノードの接続性と状態を監視し、変更を管理者に通知し、場合によってはテイクオーバーによる対応を行うことができます。
- CLAMはクラスタ内のすべてのノードを監視し、それぞれについて判断します。
- 管理状態(enabled/disabled)
- 動作状態(connected、live、available)
- HAテイクオーバーステータス
- クラスタクォーラムステータス
- CLAM は、手動アクションについて管理者に通知します:
- ノードのリブート
- ノードテイクオーバー
- ノードシャットダウン
注: アクションが行われたノードを除き、クラスタ内の各ノードはNode Out of Quorum AutoSupportメッセージを送信します。
- CLAMは予期しない状態の変化について管理者にアラートを通知します。
- 電源の喪失
- クラスタネットワーク接続の喪失
- その他のノード応答なしイベント
注:問題のあるノードを除き、クラスタ内の各ノードがNode Out of Quorum AutoSupportメッセージを送信します。
- CLAMによるテイクオーバーには、fiveつの要件があります。
- CLAMは、AutoSupportによるレポートとは異なり、応答しないシステムに対して動作するように設定されています
- 指定された数のCLAMハートビートが失敗する必要があります(通常は4)
- ノードが他の理由で既にテイクオーバーされていない
- パートナーが正常であり、安全にテイクオーバーを実行できる
- パートナー自身がCLAMクォーラムに参加しているパートナーもCLAMクォーラムから外れている場合、CLAMによるテイクオーバーは開始されません
- CLAM がノードが応答していない(クォーラム外)と判断した場合、次のことを行います。
- クラスタ内の使用可能な各ノードから Node Out of Quorum AutoSupportメッセージを送信します。
- ノードが引き続き応答しない場合は、HAテイクオーバーを開始します。
- テイクオーバー対象ノードのメモリダンプを生成します。
- ターゲットノードは次のようなメッセージを生成します。
PANIC: Received PANIC packet from partner, receiving message is (Coredump and takeover initiated because Connectivity, Liveliness and Availability Monitor (CLAM) has determined this node is out of quorum.)
- クラム監視およびテイクオーバーは、デフォルトで有効になっています。
- ONTAP 9.8以降を使用しているすべてのシステム。
- ONTAP 9.7以前を使用しているSAN対応システム。
- ONTAP 9.17.1以降では、HA/CI障害が発生した場合、NVRAM IDが小さいノードでテイクオーバーが実行されます。
追加情報
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