自動ギブバックの有効化が推奨される理由
環境
- ONTAP 9
回答
これは 、さまざまな理由でベストプラクティス設定になっています。
- ONTAP 9 .0以降では自動ギブバックがデフォルトで有効になります。
- 一時的なエラーによるパニック/ HAストレージ障害の95%以上がシステムのリセットで解決
一般的な懸念事項:
パニック状態が発生したあと、ブートループとテイクオーバー/ギブバックの繰り返しについてはどうなりますか?
- ONTAPは 、「
Waiting for Giveback
」状態でないかぎりノードの自動ギブバックを試行しません。 - 拒否した場合にONTAPでギブバックが強制的に実行されない
- ONTAPが(デフォルト設定)同じノードの自動ギブバックを60分以内に2回試行します(
ノードが安定しておらず、3回目の自動ギブバックが非アクティブ化された場合)。
暗号化キーが同期されていない場合はどうなりますか。
- ONTAPはCFOのみのギブバックを実行し、データアグリゲートのギブバックは自動的に拒否されます。
例:
CLUSTER::> storage failover show-giveback
(storage failover show-giveback)
Node Aggregate Giveback Status
-------------- ----------------- ---------------------------------------------
NODE-1 CFO Aggregates Done
Data01_Node2 Failed: Operation was vetoed by keymanager Check the event log
NODE-2 No aggregates to give back
2 entries were displayed.
まとめ:
NetAppストレージシステムで自動ギブバックを有効にすることは、高可用性、最適なパフォーマンス、最小限の管理オーバーヘッドを必要とするほとんどの環境でベストプラクティスです。
自動ギブバックを使用すると、障害やメンテナンスイベントからシステムを迅速にリカバリし、最小限の手動操作でバランスとパフォーマンスを維持できます。
さらに、ギブバックプロセスを自動化することで、リソースが即座に元の状態に戻るため、二重障害のリスクが最小限に抑えられ、両方のノードで障害が発生する可能性がある脆弱性の期間が短縮されます。