Linux とネットアップのストレージ容量の使用率が異なるのはなぜですか?
環境
ONTAP 9
回答
ネットアップのボリュームサイズは、利用可能なサイズ + ネットアップの使用済みサイズ + オーバープロビジョニングサイズです。
Linux のボリュームサイズは、利用可能なサイズ + Linux の使用済みサイズです。
Linux の使用済みサイズ = ネットアップの使用済みサイズ + オーバープロビジョニングサイズ
例:
ボリュームに次の情報が表示され
Vserver Volume Aggregate State Type Size Available Used%
--------- ------------ ------------ ---------- ---- ---------- ---------- -----
Vserver1 vol1 - online RW 480TB 65TB 69%
Active IQ > AutoSupport > Volume.xml に移動すると、次のように表示されます。
- ボリュームサイズ: 527765581332480B ( = 480TB )
- 使用可能なサイズ: 71635437178880B ( = 65TB )
- 使用済みサイズ: 363887210782720B ( = 331TB )。
- オーバープロビジョニングサイズ: 92242933370880B ( = 84TB )。
その ため、ネットアップの使用済みサイズの割合 は 331 / 480 = 69%となります。
しかし、 Linux では、次のようなメリットが得られます。
Linux の使用済みサイズ = ネットアップの使用済みサイズ + オーバープロビジョニングサイズ = 331TB+ 84TB = 415TB
したがって、 Linux の 使用済みサイズの割合 は、 415/480 =86% です。
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
10.10.10.4:/vol1 480T 415T 65T 86% /vol1
をクリックします。