CONTAP-377578:SASドライブのステータスが「Not Ready」になっていると、原因クライアントI/Oレイテンシが高くなることがある
問題
SASドライブがNot ReadyステータスのIOを返した場合、ONTAPはドライブがREADYになるまでIOを再試行し続けます。場合によっては、ドライブの準備が完了するまでに時間がかかりすぎることがあり、クライアントIOSの遅延が長くなる可能性があります。これは、このIOステータスが発生しても、ONTAPがRAIDグループからドライブを一時的にオフラインにしていないためです。
EMSログ:[?] Mon Oct 21 08:38:25 +0900 [node1: scsi_cmdblk_strthr_admin: scsi.cmd.notReadyCondition:notice]: Disk device 0d.16.1: Device returns not yet ready: CDB 0x28:628b3180:0008: Sense Data SCSI:not ready - Drive spinning up (0x2 - 0x4 0x1 0x0)(5970).
メモ:2/4/1(0x2-0x4 0x1 0x0) は、標準のSCSIチェック状態です。これは、論理ユニットが準備中であることを意味します。
EMSログに記録されているように、原因long CPも発生する可能性があります。Mon Oct 21 08:40:21 +0900 [node1: wafl_exempt07: wafl.cp.toolong:error]: Aggregate aggr1 experienced a long CP.