FlexCache の読み取りパフォーマンスの低下とキャッシュの削除
環境
- ONTAP 9.12.1
- NFSv3
- FlexCache
問題
- FlexCacheボリュームは、取引プロセスの起動中に読み取りパフォーマンスが低下します。
- 以前にFlexCache経由で完全に読み取られたファイルがキャッシュに一貫して存在しないため、再読み取りに時間がかかります。
- キャッシュボリュームの利用率が90%に近づいている形跡はありません。ボリュームの使用量は4%と報告されています。
- オリジンファイルは作成後に更新されません。atimeの更新は、オリジンボリュームとFlexCacheボリュームの両方で無効になっています。
- キャッシュは、すべてのクライアントで読み取り専用でマウントされています。
- 動的な取引戦略と利用可能な容量が限られているため、キャッシュの内容を事前に入力できません。
- お客様は、プログラムによってキャッシュコンテンツを一覧表示し、どのファイルが完全にキャッシュされているか、または部分的にキャッシュされているかを検証する方法を求めています。
- ドキュメント(TR-4743)には、キャッシュの有効期限や削除の条件に関する十分な詳細が記載されていません。
- ビジネスへの影響が確認されています:読み取り速度が遅いと、複数のリモート施設の起動処理に影響が出ます。
- スクラビングされたCLI出力例:
Clus_1::> vol show FC_algolive_blobVserver Volume Aggregate State Type Size Available Used%svm_toast_599 FC_algolive_blob - online RW 2.99TB 2.84TB 4%2nd_Clus::> vol show -vserver SVM_toast_2000 -volume algolive_blob -fields atime-update
vserver volume atime-update
SVM_toast_2000 algolive_blob false
Clus_1::> vol show -vserver svm_toast_599 -volume FC_algolive_blob -fields atime-updatevserver volume atime-updatesvm_toast_599 FC_algolive_blob false - 問題が最初に確認された日:2025-10-06。
- 最近の変更はありません。ただし、約26日前にオリジンクラスタをONTAP 9.16.1P6にアップグレードしました。
- 複数のファイルが影響を受けています。パスの例が提供されています。