同期SnapMirrorモードでセカンダリシステム障害がIO応答に影響しますか?
環境
- ONTAP 9
- SnapMirror
回答
- 同期SnapMirrorでは、セカンダリ(デスティネーション)システムはプライマリ(ソース)システムとリアルタイムでデータを同期します。
- このシステムは、プライマリシステムの書き込み処理がセカンダリシステムによって確認応答されるまで、クライアントへのIO応答が完了しないように設計されています。
- この処理はデータの整合性を確保するために重要ですが、ネットワークのレイテンシやセカンダリシステムのパフォーマンスによっては、ホストアクセスのIO応答に影響する可能性があります。
- セカンダリシステムに障害が発生した場合、Synchronous SnapMirrorには、データの整合性を失わずにプライマリシステムでの処理を維持するためのメカニズムが備わっています。
- たとえば、セカンダリシステムの障害を検出すると、SnapMirrorは自動的に非同期モードにフォールバックし、プライマリシステムのIO応答を標準レベルにリストアします。
- 以下のようなさまざまな要因により、IO応答劣化の程度を一般的な固定値または比率で定量化することは困難です。
- ネットワーク遅延:プライマリシステムとセカンダリシステム間のネットワーク遅延が大きいと、IO応答時間に影響します。
- [System Load and Resources]:セカンダリシステムのリソース使用量とIOPS性能がIO応答に影響します。
- ストレージ構成:ディスクタイプやRAIDセットアップなど、ストレージ構成の詳細もパフォーマンスに影響します。
追加情報
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