SnapMirror 「 No common snapshot 」エラーのトラブルシューティング方法
のとう
のとう
環境
- ONTAP 9
説明
- SnapMirror関係 が（手動またはスケジュールを使用して）作成および更新されると、ソースボリュームに新しいSnapshotが作成されます。
- このSnapshotはボリューム内の最新のSnapshotであり、転送のベースSnapshotとして使用されます。
- SnapMirrorエンジンは、新しいベースSnapshotと前回の転送で作成された最後のレプリケーションSnapshot（「共通ベースSnapshot」と呼ばれます）の違いを特定します。
- これらの差分は、デスティネーションボリュームに転送されます。
- このデータには、データブロック、ユーザファイル、Snapshotコピー、LUN、ボリューム内のその他のデータが含まれます。
- 転送が完了すると、次回の更新が実行されるまで、ボリューム内の最新のSnapshotが「共通のベースSnapshot」になります。
- SnapMirrorで更新するには、ソースボリュームとデスティネーションボリュームの両方に共通のベースSnapshotが存在している必要があります。そうでない場合、処理は
No common snapshotエラーで失敗します。
cluster2::> snapmirror resync -source-path svm1:vol1 -destination-path svm2:vol2
Error: command failed: No common Snapshot copy found between svm1:vol1 and svm2:vol2.
cluster2::> snapmirror initialize -destination-path svm2:vol2
cluster2::> snapmirror show svm2:vol2
Source Path: svm1:vol1
Destination Path: svm2:vol2
Healthy: false
Unhealthy Reason: Transfer failed.
Last Transfer Type: initialize
Last Transfer Error: Destination volume "svm2:vol2" must be an empty data-protection volume.
(show output has been shortened)