E シリーズ:ライトバックキャッシュが強制的に無効になったアラート
環境
NetApp Eシリーズ
説明
ここでは、 E シリーズシステムで「ライトバックキャッシュが強制的に無効になる」問題のトラブルシューティング手順について説明します。
1 つ以上のボリュームでライトバックキャッシュが無効になっています。この問題は、次の理由で発生する可能性があります。
- バッテリの障害です
- バッテリが最小容量を下回っています
- コントローラのキャッシュサイズのメモリが異なります
- キャッシュの再構成
- キャッシュデータのリストア処理を実行中のため、通常のライトバックキャッシュプロセスが中断されました
- キャッシュバックアップデバイスにキャッシュを格納するための十分なスペースがありません
- メモリ パリティ エラー
- シンプレックス構成 - キャッシュをミラーリングできません
重要事項
- ボリュームの設定時にライトバックキャッシュを有効にすると、ライトバックキャッシュによって I/O パフォーマンスが向上します。ライトバックキャッシュが無効になると、システムはライトスルーモードになります。つまり、 I/O がキャッシュに書き込まれるときではなく、ディスクに書き込まれたあとに確認応答を受け取ることになります。この場合、ドライブによっては、ボリュームまたはボリュームグループの I/O パフォーマンスが大幅に低下する可能性があります。
- エラーは重大イベントをトリガーします。
- コントローラは通知済み状態です。ライトバックキャッシュを有効にすると、ライトバックキャッシュを使用するように設定されたすべてのボリュームがリストアされたあと、システムは通知された状態から最適な状態に移行します。
- システムが通知設定から最適状態に移行すると、情報 MEL イベントが記録され、システム内のすべてのボリュームについて通常のライトバックキャッシュ機能がすべてリストアされたことが示されます。
- 通知状態の間は、追加ボリュームに対する書き込みキャッシュを強制的に無効にしても効果はなく、状態の移行も発生しません。