ONTAPのギブバックvetoとは
環境
- ONTAP 9
回答
- ギブバックが拒否された場合、EMSメッセージを調べて原因を特定する必要があります。
- 原因に応じて、拒否を無視しても問題がないかどうかを判断することができます。
storage failover show-giveback
コマンドはギブバックの進捗を表示し、ギブバックを拒否したサブシステムがある場合はそのサブシステムを表示します。- ソフトな拒否は上書きできますが、ハードな拒否は強制的に行っても上書きできません。
- 次のコマンドを使用して、ギブバックの拒否に関するEMSの詳細を確認できます。
event log show -node * -event gb*
- 以下は、ONTAPで報告される一般的なvetoの一覧です。
拒否名 |
概要 |
|
---|---|---|
AutoSupport(autosupport) (ルートアグリゲートのみ) |
この拒否は、停止したノードの代わりに稼働しているノードによって実行されるAutoSupport収集を保護します。
|
|
コア ダンプ(coredump) (ルートアグリゲートのみ) |
|
|
ディスクインベントリ (disk_inventory)
|
|
|
ダンプ / リストア(dump)
|
|
|
Key Manager(keymanager)
|
この拒否は、パートナー ノードのアグリゲートの暗号化されたボリュームのボリューム暗号化キーが利用できないために発生します。
|
|
ロックマネージャ(lock_manager) |
ギブバックの実行中、ONTAPはCIFS oplock、NFSv4の委譲、Flexcacheの読み取り専用の委譲を取り消します。 この拒否は、プロセスが進行中であることを示します。
|
|
RAID(レイド)
|
この拒否は、RAID処理がまだ進行中であることを示します。たとえば、次のような場合です。
|
|
Lock Manager NDO (SFO) |
|
|
ボリューム移動 |
|
|
バックアップ |
|
|
レプリケーション エンジン |
|
|
WAFL |
|
- 拒否の原因のトラブルシューティングについては、Why is the giveback of an ONTAP aggregate vetoed?を参照してください。
追加情報
追加情報