メインコンテンツまでスキップ

ファイル、ディレクトリ、およびサブディレクトリに関するONTAP の制限事項は何ですか。

Views:
2,353
Visibility:
Public
Votes:
4
Category:
ontap-9
Specialty:
core
Last Updated:

のとう  

環境

ONTAP 9

回答

ファイルまたはディレクトリの作成時に制限が発生しました:
  • 親ディレクトリの最大サイズ(つまり、ディレクトリファイルのサイズ)。-maxdirsize - のマニュアルページ
    参照してください):この制限に達したときにエラーメッセージが生成され、エラーがクライアントに返されます。このエラーは通常、フルボリュームとして解釈されますが、必ずしもボリュームのスペース不足を意味するわけではありません。
  • サブディレクトリの数:
    • Link Count フィールドには 4 バイトがあり、約 43 億のリンク / サブディレクトリを使用できます。
    • この番号は変更されない可能性があります。この制限の理由については、以下のハードリンクとサブディレクトリの実装に関するセクションを参照してください。
  • ボリュームの最大サイズ( vol size - のマニュアル・ページを参照)。
  • qtree にクォータを実装[1]すると、クライアントが使用できる最大スペースを制限できます( -qtree-- のマニュアルページを参照)。

ディレクトリに関する情報:

  • ディレクトリの目的は、 inode と 1 つ以上の名前の間にマッピングを提供することです。これは、パスが異なる場合もあります。
  • ディレクトリとは、 inode を使用する「特別な」ファイルを指します。
  • ディレクトリには、 inode 番号と、異なる形式( Unicode 、 NFS 、 8.3 )の 1 つ以上のファイル名が含まれています。
  • 1 つのディレクトリに格納できるファイルの数は、ファイル名の長さと使用するファイル名のタイプによって大きく異なります。
  • 通常、 Unicode 名には NFS 名よりも多くのスペースが必要です。
  • 名前を Unicode 、 NFS 、 8.3 形式で同時に格納する場合は、最大のスペースが使用されます( vol options create_ucode | convert_ucode - のマニュアルページも参照)。
  • ディレクトリファイルのサイズは、 -vol options maxdirsize - で制御されますが、ディレクトリは縮小できないことに注意してください。
inode と inode ファイルに関する情報:
  • inode 情報は非表示のシステムファイルである inode ファイルに保持され、各 inode の長さは 288 バイトです( 9.0 よりも前の Data ONTAP リリースでは 192 バイト)。
  • 通常、 inode ファイルは縮小でき-maxfiles-ないため、コマンドを使用するときは注意してください。
    • WAFL ブロックあたりの inode の最大数は 1 です( 4KB )。
    • 最小値とデフォルト値は、ボリュームスペースの 32KB あたり 1 個の inode です。
  • ボリュームの maxfiles パラメータの値は、ボリュームに格納されている現在のファイル数よりも小さくしない限り、小さくすることができます。
ハードリンクとサブディレクトリに関する追加情報
  • ハードリンクは、名前(または名前の統一グループ)と inode 番号のマッピングであり、ディレクトリに保持されます。
  • inode 番号は複数の名前で参照でき、各参照は inode のリンク数に追加されます。
  • ディレクトリは、ハードリンクを使用して広範に使用され、実装されます。
  • ONTAP のハードリンク数はinodeあたり100.000に制限されていますが、ディレクトリには適用されません。
  • ハードリンクは、ディレクトリツリー内の親ディレクトリと子ディレクトリ間の接続を表示するために使用されます。 
  • 各ディレクトリには、少なくとも 2 つのエントリ「 . 」と「 . 」があります。  ここで、「 . 」は自身へのハードリンクで、「 . 」は親ディレクトリへのハードリンクです。
  • したがって、作成されたサブディレクトリはすべて、上記のサブディレクトリ制限につながる親ディレクトリのハードリンク数に追加されます。
  • ファイルシステム構造の概略図(実際の実装は異なりますが、全体的な理解にはビューが適しています):

 

  • KB 1003648 image1.jpg

 

NetApp provides no representations or warranties regarding the accuracy or reliability or serviceability of any information or recommendations provided in this publication or with respect to any results that may be obtained by the use of the information or observance of any recommendations provided herein. The information in this document is distributed AS IS and the use of this information or the implementation of any recommendations or techniques herein is a customer's responsibility and depends on the customer's ability to evaluate and integrate them into the customer's operational environment. This document and the information contained herein may be used solely in connection with the NetApp products discussed in this document.

 

  • この記事は役に立ちましたか?