OnCommand System Manager での Storage Efficiency 率の解釈方法
に適用されます
- OnCommand System Manager 9.0+
説明
この資料では、 OnCommand System Manager for ONTAP 9.0 に表示される Storage Efficiency 比率を解釈する手順について説明します。また、これをトラブルシューティングガイドとして使用することもできます。
OnCommand System Manager は、インライン重複排除とインライン圧縮に関して ONTAP 9.0 で大幅に改善された機能を備えており、これらのテクノロジによって達成された削減効果を比率で表しています。
これらの比率は、 AFFP ノードを持つクラスタのダッシュボードにのみ表示されます。
用語
- 使用済みの論理スペース:
ストレージ システムに接続されたすべてのファイルと LUN で使用されている論理容量の合計です。たとえば、 10 GB の合計データを 2 つの異なるファイルに書き込み、インラインデータ圧縮、データ圧縮、および重複排除によって 1 GB のスペースが節約された場合、使用される論理スペースの合計は 10 GB になります。
- 使用済みの物理スペース:
ストレージ システムに接続されたすべてのファイルと LUN で使用されている物理容量の合計です。たとえば、 10 GB の合計データを 2 つの異なるファイルに書き込み、インラインデータ圧縮、データ圧縮、および重複排除によって物理容量の合計が 1 GB に削減された場合、使用される物理スペースの合計は 1 GB になります。
- ストレージ効率化によるコスト削減: :
これは、アクティブなファイルシステム、 Snapshot コピー、 FlexClone ボリュームで使用される論理スペースの合計と、このデータの格納に使用される物理スペースの合計の比率です。
- ボリュームデータの削減: :
データ圧縮および重複排除によるスペース削減率です。
- アグリゲート データの削減:
インラインの適応データ圧縮によるスペース削減率です。
- FlexClone ボリュームと Snapshot コピー:
これは、 FlexClone ボリュームとボリュームの Snapshot コピーで使用される論理データと、データの格納に必要な物理ブロック数の比率です。