FAQ : ONTAP での SnapDiff サポート
に適用されます
ONTAP 9
回答
SnapDiff の各バージョンについて教えてください。
SnapDiffには、3つのバージョンがあります。
- SnapDiff v1 は、 FlexVol にのみ使用できる従来の SnapDiff エンジンです。
- SnapDiff v2 は、 ONTAP 9.4 で使用できる SnapDiff の新しいバージョンです。
- SnapDiff v2 は FlexVol をサポートしており、 FlexGroup ボリュームのサポートに必要です。
- SnapDiff v3 は、一部のパートナー様が利用できる SnapMirror クラウド( SM-C )に加え、 SnapDiff の機能を含む一連の REST API です。SnapDiff v3 はネットアップバックアップフレームワークとも呼ばれ、 ONTAP 9.8 以降で使用できます。
FlexGroup ボリュームに対して SnapDiff v1 を使用しようとすると失敗します。詳細については、「 FlexGroup ボリュームの SnapDiff 増分バックアップを実行すると、スペクトル保護が失敗し、「 SnapDiff バージョン 1 は FlexGroup でサポートされていません」を参照してください。SnapDiff バージョンのサポートについて不明な点がある場合は、バックアップアプリケーションのベンダーにお問い合わせください。
ONTAP で SnapDiff を有効にする方法を教えてください。
SnapDiff v1 はデフォルトで ONTAP で有効になっており、有効にするためにコマンドを実行する必要はありません。
SnapDiff v2 と v3 を有効にするには、次のコマンドを実行します。
::> set adv
::*> vserver snapdiff-rpc-server on -vserver <svm_name>
次のコマンドを使用して、 SnapDiff v2/v3 が有効になっていることを確認します。
::> set adv
::*> vserver snapdiff-rpc-server show
出力例:
::*> vserver snapdiff-rpc-server show
Vserver SnapDiff RPC Server State
----------- --------------------------
svm1 on
SnapDiff でサポートされているボリュームのタイプはどれですか。
SnapDiff v1 および v2 は、 ONTAP 9 のすべてのバージョンの FlexVol でサポートされています。SnapDiff v2 は、 ONTAP 9.4 以降の FlexGroup ボリュームでサポートされています。SnapDiff v3 は ONTAP 9.8 以降で使用できます。
SnapDiff の設定方法を教えてください。
バックアップアプリケーションには、特定のロールベースアクセスコントロール( RBAC )認証と NAS アクセス設定が必要な場合があります。ONTAP SnapDiff の構成要件については、バックアップ・アプリケーション・ベンダーのマニュアルを参照してください。
追加情報
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