Data ONTAP 8.2 AutoSupport サブシステムのサイズ割当量と時間割当量を管理する方法
環境
- Data ONTAP 8.2 ( 7-Mode )
説明
この記事では、 Data ONTAP AutoSupport で手順サブシステムのサイズ割当量と時間割当量を管理する方法について説明します。
注: Data ONTAP 8.2 に関する特定の AutoSupport 予算のガイダンスについては、「 AutoSupport で収集または配信の際に切り捨てられる可能性がある」を参照してください。
- AutoSupport には、リアルタイムとサイズの制約があります。Data ONTAP の機能が拡張するのに伴って、 AutoSupport メッセージで収集、配信されるコンテンツの量も増大しています。一部のメールサーバは添付ファイルのサイズが大きすぎる( 5MB 以上) E メールメッセージを削除し、一部の Web サーバもアップロードできるファイルのサイズに制限があります。ストレージシステムでは、データサービスワークフローへの影響を最小限に抑え、必要な帯域幅を最小限に抑えながら、 AutoSupport データを短時間で生成できることが求められます。
- AutoSupport コレクションフレームワークは、すべてのコンテンツをサブシステム別に整理します。AutoSupport では、収集時に時間とサイズの制限が適用され、サブシステムのコンテンツ(コマンド、テーブル、ファイルなど)が他のサブシステムのコンテンツの収集を許可されないようにします。あるサブシステムが割り当てられた予算を超えた場合、 AutoSupport はそのサブシステムの収集を停止して次のサブシステムを移動します。
- 収集が完了すると、 AutoSupport 配信割当量によって、生成される AutoSupport 圧縮ペイロードアーカイブの最大サイズが制御されます。配信サイズの制限には、 SMTP 用と HTTPS 用の 2 種類があります。
- AutoSupport アーカイブのサイズがこのサイズの上限を超えると、一部のコンテンツは破棄されます。配信の際は、アーカイブの上限に達するまで、マニフェストに指定された優先順でコンテンツが追加されます。