clustered Data ONTAP システムに接続されたNetApp Eシリーズアレイで、アクティブ/パッシブフェイルオーバーモードとALUAフェイルオーバーモードを無停止で切り替える方法
環境
- clustered Data ONTAP 8
- SAN
- FlexPod
- E シリーズ コントローラ ファームウェア 8.xx
- Vシリーズ
説明
clustered Data ONTAP 8.2.3以降では、「Data ONTAP (ALUA)」ホストタイプ(ホストオペレーティングシステム)がサポートされ、NetApp Eシリーズストレージアレイでの使用が推奨されます。
メモ:Eシリーズコントローラファームウェア8.25以降で、Data ONTAP (RDAC)ホストタイプは廃止されました。EシリーズのホストタイプをRDACからALUAに変更する場合は、8.25以降にアップグレードする前に次の手順 を完了しておく必要があります。
本ドキュメントの目的は、システムを停止することなく手順 を提供し、clustered Data ONTAP システムに接続されたNetApp Eシリーズアレイ上のホストタイプを変換することです。推奨される手順 を使用せずにホストタイプを変更すると、データを提供しているclustered Data ONTAP システムが原因 によって停止する可能性があります。
この無停止の手順 を使用して、Data ONTAP システムに接続されたEシリーズアレイについて次の作業を実行できます。
- Data ONTAP (RDAC)ホストタイプを使用する既存の構成をData ONTAP (ALUA)ホストタイプに切り替えます
- Data ONTAP (ALUA)ホストタイプの既存の設定をData ONTAP (RDAC)ホストタイプに切り替えます
注 :
この記事で「Data ONTAP システム」と記載されている用語は、NetApp Eシリーズアレイ上のストレージアレイに接続できるVシリーズシステムおよびFAS システムを指します。ALUAホストタイプは、ファームウェアバージョン「08.10.15.00」以降でサポートされています。