ONTAP 9 AutoSupport サブシステムのサイズ割当量と時間割当量の管理方法
環境
- ONTAP 9
説明
この記事では、 ONTAP AutoSupport で手順サブシステムのサイズ割当量と時間割当量を管理する方法について説明します。
注:ONTAP 9に関する特定のAutoSupport 予算に関するガイダンスについては、「AutoSupport で収集または提供の際に切り捨てられる可能性がある」を参照してください。
- AutoSupport には、リアルタイムとサイズの両方に制約があります。
- ONTAP 9の機能が拡張するにつれて、AutoSupport メッセージで収集、配信されるコンテンツの量も増えていきます。
- 一部のメールサーバは添付ファイルのサイズが大きすぎる(5MB以上)Eメールメッセージを削除し、一部のWebサーバもアップロードできるファイルのサイズに制限があります。
- ユーザは、ストレージシステムでAutoSupport データを短時間で生成できることを期待しています。データサービスワークフローへの影響は最小限で、必要な帯域幅も最小限に抑えられます。
- AutoSupport コレクションフレームワークは、すべてのコンテンツをサブシステム別に整理します。
- AutoSupport では、収集時に時間とサイズの両方が制限されるため、サブシステムのコンテンツ(コマンド、テーブル、ファイルなど)の収集が他のサブシステムのコンテンツの収集を妨げます。
- あるサブシステムが割り当てられた予算を超えた場合、AutoSupport はそのサブシステムの収集を停止して次のサブシステムに移動します。
- 収集が完了すると、 AutoSupport 配信割当量によって、生成される AutoSupport 圧縮ペイロードアーカイブの最大サイズが制御されます。
- 配信サイズの制限には、SMTP用とHTTPS用の2種類があります。
- AutoSupport アーカイブのサイズがこのサイズの上限を超えると、一部のコンテンツは破棄されます。
- 配信の際は、アーカイブの上限に達するまで、マニフェストに指定された優先順でコンテンツが追加されます。