クォータレポートに実際のユーザ名ではなくSIDが表示されるのはなぜですか?
環境
- ONTAP 9
quota report
では、ユーザ名の代わりにSID(Security Identifier)が報告されます。cluster1::> quota report -vserver svm1 -volume vol1
Vserver: svm 1
Volume Tree Type ID Used Limit Used Limit Specifier
------- -------- ------ ------- ----- ----- ------ ------ ---------
home_share user ----Disk---- ----Files----- QuotaS-1-5-21-xxxxxxxxxx-xxxxxxxxx-xxxxxxxxxx-xxxxxx 2.13GB 25GB 4420 - *
回答
- ONTAPがクォータを計算するときに、孤立したファイル(Active Directoryから削除されたユーザが所有するファイル)が存在するとします。この場合、SIDは有効なユーザ名に変換されず、クォータレポートにSID自体が表示されます。
- ドメインコントローラからユーザエントリを削除すると、ONTAPは SIDを有効なユーザ名に解決できません。
- クリーンアップは、ADチームが関与するドメインコントローラ側から実行する必要があります。
追加情報
- クォータとクォータレポートに関連するいくつかの一般的な問題については、技術情報アーティクル: クォータを参照してください。
- NISの使用時にUNIXユーザ名の代わりにUIDが表示されるクォータレポート
- クォータレポートでのユーザ名の代わりのUID