コンシステンシ・ポイントと直接書き込みのメリットは何ですか
環境
- ONTAP 9
- Data ONTAP 8
- Data ONTAP 7
回答
ディスクに直接書き込みを渡すのではなく、整合ポイントを使用する主な利点は次のとおりです。
- WAFLファイルシステムの整合性:
- 停電が発生しても、WAFLファイルシステムは一貫した状態のままです。
- コントローラからクライアントに確認されたすべての処理の整合性が確認され、そのまま維持されます。
- これにより、WAFLファイルシステムの整合性チェックが不要なため、ノードがどのように停止されたかに関係なく、迅速にブートできます。
- 停電が発生しても、WAFLファイルシステムは一貫した状態のままです。
- クライアントの書き込みパフォーマンスの向上:
- メモリは回転式メディアよりもはるかに高速なため、エンドクライアントは書き込みの確認応答を高速で受け取り、次の書き込み要求の処理を続行できます。
- ディスクへの書き込み処理を、多数の小規模なランダムライトではなく、大規模なシーケンシャルライトにグループ化できるため、ディスクサブシステムでもパフォーマンスが向上します。
- メモリは回転式メディアよりもはるかに高速なため、エンドクライアントは書き込みの確認応答を高速で受け取り、次の書き込み要求の処理を続行できます。
- データレイアウトの最適化:
- ディスクへの書き込みは一括で処理されるため、WAFLサブシステムは、より大きなデータを ディスク上の連続したスペースに割り当てることができます。
- これにより、データレイアウトのランダム化の可能性が最小限に抑えられ、データの再配置が不要になります。
- ディスクへの書き込みは一括で処理されるため、WAFLサブシステムは、より大きなデータを ディスク上の連続したスペースに割り当てることができます。
- 不揮発性RAM(NVRAM)/メモリバッファサイズの要件を軽減:
- これは最初は明らかではありませんが、書き込み要求が到着したときにログに記録すると、WAFL(Write Anywhere File Layout)およびRAIDレイヤによる処理後にキャッシュが行われた場合に必要となるメモリ量よりも大幅に少なくなります。
- また、NVRAMの障害が原因でファイルシステムが破損し、通常のファイルシステムの整合性チェックでは検出も修正もできないようにすることもできます。