ONTAPシステムの重複排除とパフォーマンスについて、どのような点を考慮する必要がありますか。
環境
- ONTAP 9
- FAS
- AFF
- Cloud Volumes ONTAP
回答
- 変更率の高いデータセットは重複排除しないようにします。つまり、数日ごとに上書きされるデータです
- 効率化による削減効果が約10%未満のボリュームでは、重複排除処理を実行しないでください。
例: datastore
ボリュームの効率化率は10%を大幅に超えています。この例では df -s
、コマンドを使用して55%です
::> df -s datastore Filesystem used saved %saved Vserver /vol/datastore/ 289150724 356485168 55% svmtest
- インライン効率化機能は、ハードドライブシステム(FAS)に対する読み取りや書き込みのたびにレイテンシも低下します。
- FASシステムは、ディスクによるレイテンシの大幅なコストが原因でインライン効率化機能がデフォルトでオフになるように設計されています。
- AFFまたは大容量フラッシュは、必要に応じてこの点を中心に構築されています
- 重複排除の実行時のパフォーマンスをアイドル状態のときと比較してCPU /ディスクのレイテンシで監視できるように、パフォーマンスの監視を有効にします。
- ActiveIQ Unified Manager は無償の製品で、ストレージと同じネットワークに導入できます。
- ActiveIQポータル にはパフォーマンスグラフがありますが、非常に高度です。
追加情報
[1] FASおよびAFFシステムにおける重複排除の詳細については、TR-3966を参照してください