整合ポイントとは何ですか。また、NetAppが整合ポイントを使用する理由は何ですか。
環境
- ONTAP 9
- Data ONTAP 8
- Data ONTAP 7
回答
- ストレージコントローラには、書き込みデータを格納するための2つの独立したメモリバッファがあります。
- これらのバッファのサイズは、特定のシステム内の不揮発性RAM(NVRAM)の容量に基づいています。
- これは、スタンドアロンシステムの場合はNVRAMサイズの1/2、クラスタシステムの場合はNVRAMサイズの1/4、4/8ノードMetroClusterの場合はNVRAMサイズの1/8として計算できます。
- ストレージコントローラへのすべての書き込みは、次の場所に同時に格納されます。
- ローカルメモリバッファ
- ローカルNVRAM / NVMEM
- Remote NVRAM(クラスタシステムのみ)
- DRパートナーのリモートNVRAM(MetroClusterシステムのみ)
- NVRAMにログを記録するプロセスが確認されるとすぐに、コントローラはクライアントマシン(app、protocol?)への書き込みが完了したことを確認します。
- 事前に定義されたトリガーでは、このバッファされた書き込みデータは、ストレージコントローラのメモリからWrite Anywhere File Layout(WAFL)およびRAIDレイヤを介して処理され、ディスクに書き込まれます。
- 書き込みが完了するまで、ディスク上のアクティブファイルシステムポインタは新しい場所を指すように更新されません。
- ディスクへの書き込みが完了すると、NVRAMの内容がクリアされ、次の書き込みデータバッチの準備が整います。
- このディスクへのデータの書き込みとアクティブファイルシステムポインタの更新は、Consistency Point(CP;整合ポイント)と呼ばれます。
- 1つのメモリバッファの書き込みフェーズでは、2番目のメモリバッファとNVRAMスペース(ローカルとリモートの両方)が受信書き込みの保存と確認に使用されます。