NetApp NFSエクスポートでall_squashの同等機能を設定する方法
環境
- Data ONTAP 8.2 7-Mode
- Data ONTAP 8.1 7-Mode
- Data ONTAP 8 7-Mode
- Data ONTAP 7以前
概要
この資料では、NetApp NFSエクスポートでall_squash相当を構成する方法について説明します。
ユーザーがネットワークファイルシステム(NFS)エクスポートでall_squash
オプションを使用することを好む場合があります。(Data ONTAPではなく)Linux NFSサーバではall_squash
オプションを使用すると、サーバは受信するNFS User Identifier/Group Identifier(UID/GID)を無視し、代わりにエクスポートでサーバを設定できます。all_squash
オプションを使用すると、特定のエクスポートのすべてのクライアントは、強制的に同じユーザとして読み書きされます。
all_squash
オプションは、ストレージシステムでは使用されません。ただしsec=none
オプションとanon=(uid)
オプションは使用できます。詳細については、次の技術情報「 How to configure no_root_squash on ONTAP 7mode and clustered Data ONTAP」を参照してください。
clustered Data ONTAPでこの処理を実行する方法の詳細については、TR-4067『NFS Best Practice and Implementation Guide』(セクション:4.8 Mapping all UID to a Single UID(squash_all))を
参照してください。『How to enable the equivalent of all_squash in clustered Data ONTAP』
TSAPでは、問題は(ストレージシステムではなく)2台のLinuxマシンを使用して複製できるすべての新しいNFSクライアントとともに使用されていることを説明しています。exportのsec=none
コマンドとマウントの-o sec=none
コマンドで2つのDebianボックスが使用され、失敗しました。
NFSv3を使用anon=(uid)
してsec=none
コマンドを実行した場合、ストレージシステムでは失敗し、コンソールに次のメッセージが記録されます。
Client <IP>, is send the NULL reply
マウントを試行すると、クライアントから次のようなエラー出力が返されます。
マウントを試行すると、ストレージシステムから次のようなエラー出力が返されます。