論理スペースと物理スペースの違いは何ですか が表示されます
環境
ONTAP システムマネージャ(OSM)
回答
- 物理スペースとは、使用されている物理ブロックの量です。
- 論理スペースとは、重複排除や圧縮などを考慮せずに理論上のスペースがどのように使用されるかを指します。
重複排除と圧縮によるスペース削減量が多い場合は、論理スペースが膨張しているように見えることがあります。
その場合、重複排除と圧縮が有効になっていないと、使用済みスペースがボリュームの容量を超える可能性があります。
重複排除の例:
- ONTAPのブロックのサイズは4kです。たとえば、~4kファイルのコピーが20個あり、4kブロックがそれぞれ同一であるとします。
- 重複排除を有効にすると、重複ブロックが削除され、共有ブロックへのポインタが作成されます。
- 理論的には、論理スペースが約80kであるので、4kの物理スペースのみを使用します。
- 重複排除を無効にして元に戻すと、使用済みスペースが約4kから約80kに増加します。
スナップショットの影響:
- ボリュームのSnapshotを作成すると、アクティブファイルシステム内で使用されているすべてのブロックへの一連のポインタが作成されます。
- アクティブファイルシステムでブロックが使用されなくなるまで、Snapshotはブロックを所有しません。
- ブロックを参照している最も古いSnapshotがそのSnapshotを所有します。
- ブロックが参照されている最後のスナップショットが削除されるまで、ブロックは解放されません。
- これは、物理スペースではなく論理スペースを使用するSnapshotを作成する方法です。
アクティブファイルシステムには重複排除と圧縮が適用されます。スナップショットには適用されません。
追加情報
N/A