ElementのblockSpaceしきい値の計算方法
環境
- NetApp Elementソフトウェア
- NetApp HCIストレージノード
回答
BlockSpaceしきい値は、次の式に基づいて計算されます。
- 合計ブロック容量-(最大ノード容量+総ブロック容量の3%)=クラスタエラーしきい値
- クラスタエラーしきい値/ブロックの合計容量=システムがエラーメッセージを生成する割合
追加情報
- ブロック容量は API呼び出し
GetClusterCapacity
の取得され、maxUsedSpace
- この情報は 、ノードタイプごとの物理容量(SolidFireノードとHシリーズノードのブロックおよびメタデータの物理容量)で確認できます。
SF9605ノードが5つある場合の例:
- SF9605ノードの合計ブロック容量(5 x 8、640GB)= 43、200GB
- 最大ノード容量 = 8,640GB
- 総ブロック容量の3%(43、200GB x 0.03)= 1、296GB
- これらの値を式に適用すると、次の結果が得られます。
- 合計ブロック容量-(最大ノード容量+総ブロック容量の3%)=クラスタエラーしきい値
- クラスタエラーしきい値/ブロックの合計容量=システムがエラーメッセージを生成する割合
- 43、200 -(8、640 + 1、296)= 33、264
- 33、264 / 43、200 = 0.77(77%)
上記の例の結果を次のように解釈します。
- クラスタが77%(33、264GB)フルになると、
BlockClusterFull
エラーコードが表示されます。 - デフォルトでは、計算されたError重大度よりも3%低い値でWarning重大度メッセージが生成されます。
- この例では、クラスタが74%フルになるとWarning重大度が生成されます。
- 74%のしきい値に達する前に警告重大度メッセージで通知するには、次の手順を実行します。
- [Cluster]>[Settings]>[Cluster Full Settings]でしきい値と必要な値を指定します。
- 例:
- エラーの重大度(77%)を10%下回る警告メッセージを受信するには、次の手順を実行します。
Raise a warning alert when _ % capacity remains before Helix could not recover
フィールドに10と入力します。- クラスタの67%がフルになると、Warning重大度アラートが生成されます
- エラーの重大度(77%)を10%下回る警告メッセージを受信するには、次の手順を実行します。