パフォーマンスアーカイブとは何ですか?また、どのようにしてアーカイブがトリガーされます
環境
ONTAP 9
回答
- パフォーマンスコンテンツが収集され、各システムに格納(アーカイブ)されます
- ノードやボリュームのパフォーマンス統計などの指標がログに記録されます
- デフォルトでは、データはローリング 28 日間ルートボリュームに保持されます
- データは常にログに記録されるため、高度なログ記録の開始や停止は行われません
- レイテンシを最小限に抑えるためのオーバーヘッドが最小限に抑えられます
- AutoSupport ( TM )インフラを使用して、パフォーマンスアーカイブを作成し、ネットアップにアップロードできます
- パフォーマンスアーカイブは、 ONTAP のパフォーマンス問題のトラブルシューティング用として、パフォーマンス監視やサイジングに代わるものではありません
パフォーマンスアーカイブをアップロードする方法
- AutoSupport 転送が HTTP または HTTPS であることを確認する
Cluster::> autosupport show -fields transport
node transport
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node1 https- パフォーマンスアーカイブは通常、圧縮すると 50MB 以上のサイズのため、転送が SMTP の場合は転送しないように ONTAP がハードコーディングされます
- SMTPからHTTPSに切り替えて、より大きなファイルサイズを割り当てることができるようにするには、次のコマンドを使用します。
system node autosupport modify -node * -transport https
- 転送方法がSMTPで、他の方法が機能しない場合、または環境で許可されていない場合は 、7zipファイルで手動で方式 を使用するか 、OneCollect を使用して データを収集します
system node autosupport invoke-performance-archive
コマンドを実行しますCluster::> system node autosupport invoke-performance-archive -start-date "11/31/2022 06:00:00" -duration 4h -case-number 2008123456 -node *
- このコマンドのオプションは次のとおりです。
-start-date <"MM/DD/YYYY HH:MM:SS">
-duration <[ h][ m][ s]> (or -end-date)
-node *
-case-number
- 注:
- 1回の収集時間の最大値は6時間、推奨されるサンプル期間は4時間です
- 2時間未満のカウンタは1時間ごとに表示されません
- に入力する時刻は
-start-date
、 Filerのタイム・ゾーン内の時刻を反映している必要があります。 - に
-start-date
は-duration
過去の指定時間以上の値を指定する必要があります。指定しないと、完了時間は収集されません。 - 完了し
-duration
たが収集されなかったことを示すエラーメッセージは表示されません
- 1時間の先頭から1時間の末尾までを選択し、1時間ごとのカウンタをキャプチャすることを推奨します
- ワークロードの統計情報はクラスタ全体で測定されるため、クラスタ全体がトリガーされる必要があります
- パフォーマンスイベントの前後の時間を確保することが推奨されます
- 日付形式は引用符で囲むことをお勧めします
- パフォーマンスアーカイブのアップロードの進捗状況を表示するには、次のコマンドを使用できます。
::> autosupport history show-upload-details -node <node name> -seq-num <seq-num>
- Active IQ の AutoSupport ページで、ノードのパフォーマンスアーカイブがに表示されます
- パフォーマンスアーカイブをアップロードし て Active IQ に表示すると、サポートが確認できる期間が経過した時点で利用できるようになります
パフォーマンスアーカイブが機能しない場合はどうすればよいですか?
- ONTAP AutoSupport 解決ガイドを使用して AutoSupport のトラブルシューティングを行います
- パフォーマンスアーカイブが有効になっていて、リクエストしているアーカイブの日付が保持期間(デフォルトは28日 )よりも短いことを確認します。
::> set diagnostic
::*> statistics archive config show
フィールドの確認 :
Is the Performance Archive Enabled?: true
false の場合は 、次のコマンドを実行して有効にします
::*> statistics archive config modify -is-enabled true
注: パフォーマンスアーカイブが無効な場合は、 EMS イベントから次のメッセージも報告されます
::*> event log show -event perf*
Time Node Severity Event
------------------- ---------------- ------------- ---------------------------
INFORMATIONAL perf.ccma.off: Performance archiver is not enabled.
perfstat が必要な理由
- サポートから Perfstat が要求されます
- ONTAP 9.5 までのリリースでは、データの一部が不足している可能性があり、サポートから perfsat を要求されます
- 収集は、サポートから要求された場合にのみ実行して
- 営業チームがサイジングに必要なパフォーマンスデータの収集を要求する場合があります
ストレージ管理者は、パフォーマンスアーカイブ内のコンテンツをどのように確認できますか。
- Active IQ Unified Manager は、パフォーマンスアーカイブに格納される基本データセットを利用します
- Harvest や Cloud Insights などの他のツールも同じデータを取得し、使用することができます
- データは、手動では表示できないバイナリファイルであり、上記のいずれかのツールを使用する必要があります
追加情報
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