論理スペースと物理スペースの違いは何ですか が表示されます
環境
OnCommand System Manager 9.7
回答
- 物理スペースとは、使用されている物理ブロックの量を表します。
- 論理スペースとは、重複排除や圧縮などを考慮せずに、理論上のスペースをどのように使用できるかを指します
重複排除と圧縮によるスペース削減量が大きい場合は、論理スペースを拡張したように表示されます。
この場合、重複排除と圧縮が有効になっていないと、使用済みスペースがボリュームの容量を超える可能性があります。
重複排除の例:
- ONTAP のブロックのサイズは 4k です。ここでは、約 4k のファイルがあり、のコピーが 20 個あり、 4k ブロックはそれぞれ同一です。
- 重複排除を有効にすると、重複ブロックが削除され、共有ブロックへのポインタが作成されます。
- 理論的には、約 80k の論理スペースとして、最大 4k の物理スペースしか使用しません。
- 重複排除を無効にして取り消した場合、使用済みスペースは約 4k から約 80k に増加します。
スナップショットの影響:
- ボリュームの Snapshot を作成すると、アクティブファイルシステム内のすべての使用済みブロックへの一連のポインタが作成されます。
- スナップショットは、ブロックがアクティブファイルシステムで使用されなくなるまでブロックを所有しません。
- ブロックへの参照がある最も古い Snapshot がその Snapshot を所有します。
- ブロックは、そのブロックへの参照を持つ最後のスナップショットが削除されるまで解放されません。
- これは、物理スペースではなく論理スペースを消費するスナップショットを作成する方法です。
重複排除と圧縮がアクティブファイルシステムに適用されます。スナップショットには適用されません。
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