SnapMirrorのStorage Efficiencyについて理解する
環境
- ONTAP 9
- SnapMirror
- Storage Efficiency
回答
- SnapMirrorは、デスティネーションに追加の形式の圧縮が適用されないかぎり、ソースのストレージ効率(重複排除、圧縮、コンパクションなど)を維持します。ただし、温度対応のStorage Efficiencyは除きます
- 次の表に、ソースボリュームとデスティネーションボリュームのStorage Efficiencyの組み合わせと転送結果を示します
- 重複排除(D)-インラインまたはバックグラウンド/ポストプロセス
- アダプティブ圧縮(CA)-インラインまたはポストプロセスです
- 二次圧縮(cs)-インラインまたはポストプロセスです
- 温度依存Storage Efficiency(TSSE)- ONTAP 9.8以降(AFF プラットフォーム)
ソース | デスティネーション | 結果 |
ストレージの効率性がないか | ストレージの効率性を高めることはできません | ソースの重複排除による削減効果はすべて維持され、転送の完了時にデスティネーションで転送されたSnapshotに対して追加の重複排除スキャナが実行されます(設定されている場合)。 |
D 、 CA 、または CS | ストレージの効率性を高めることはできません | ソース側の重複排除と圧縮による削減効果はすべて維持され、転送が完了した時点でデスティネーション側の転送済みSnapshotに対して追加の重複排除スキャナが実行されます(設定されている場合)。 |
TSSE | TSSE | ソース側の重複排除と圧縮による削減効果は、一部の例外を除き、すべて維持されます。「温度識別型ストレージ効率化によるSnapMirrorへの影響」を参照してください。 |
D 、 CA 、または CS | D 、 CA 、または CS | 圧縮 が維持される間、ソースでの重複排除による削減効果はすべて失われます。転送が完了すると、デスティネーションで転送されたSnapshotに対して追加の重複排除スキャナと圧縮スキャナが実行されます。 |
ストレージの効率性を自由に組み合わせて使用できます | CA や CS を含むあらゆるストレージ効率 | 圧縮 が維持される間、ソースでの重複排除による削減効果はすべて失われます。転送が完了すると、デスティネーションで転送されたSnapshotに対して追加の重複排除スキャナと圧縮スキャナが実行されます。 |
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