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パフォーマンス予算とは

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Public
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Category:
active-iq-unified-manager
Specialty:
OM
Last Updated:

環境

  • Active IQ Unified Manager
  • ONTAP OS

回答

パフォーマンス予算編成の概要
  • パフォーマンスサービスレベル( PSL )によるストレージワークロードの管理は、 ONTAP クラスタとの一貫した差別化されたパフォーマンスを実現するためのアプローチの 1 つです。
  • PSL は、ワークロードのサービスレベル目標( SLO )とサービスレベル契約( SLA )を定義し、優先順位に一致するパフォーマンスレベルを提供します。
  • PSL では、 SLO は「ピーク IOPS 」値として定義され、 SLA はワークロードに割り当てられた「予想 IOPS 」として定義されます。
  • 予算編成サービスは、ストレージ( ONTAP )システムのワークロードに割り当てられた SLA と SLO に基づいて定義されます。 
  • すべてのワークロードで、 SLA 設定はパフォーマンスの保証とみなされ、 SLO は目標パフォーマンスとみなされます。
  • ストレージリソース(ノードやストレージプール( ONTAP アグリゲートなど)にあるすべてのワークロードのすべての SLA を合計することで、特定のリソースについて保証され、ターゲットに指定されたすべての IOPS の推定値が算出されます。
  • リソース(ノードまたはストレージプール)あたり、 PSL が管理するワークロードの割り当て済み IOPS
  • Guaranteed allocated IOPS = sum across all PSL workloads per resource of “expected IOPS”
  • Targeted allocated IOPS = sum across all PSL workloads per resource of “targeted IOPS”
  • PSL で管理されていないワークロードの場合、 IOPS は次のようになります。
  • Expected used IOPS = sum across all non-PSL workloads per resource of 75th historical IOPS
  • Peak used IOPS = sum across all non-PSL workloads per resource of max historical IOPS
  • 個々のリソースとその関連ワークロードの割り当て済み IOPS と使用済み IOPS の計算は、上記で定義した 2 セットの IOPS を組み合わせて行います。
  • Expected IOPS = Guaranteed allocated IOPS + Expected used IOPS
  • Targeted IOPS = Targeted allocated IOPS + Peak used IOPS
  • PSL ワークロードを介して割り当てられた IOPS は、個々のワークロードで継続的に使用されない可能性があるため、 SLO と SLA のオーバープロビジョニングの概念が導入され、 PSL 管理を通じて IOPS の過剰割り当ての問題を克服できるようになりました。
  • 具体的には、リソースごとに分析を使用して、リソースが現在提供している IOPS のタイプを模倣した最適な IOPS 量を判断します。
  • 最適な IOPS とオーバープロビジョニングの要因を組み合わせることで、リソースの全体的なパフォーマンス機能を推定できます
  • Resource optimal expected IOPS = SLA_Overprovisioning * Expected IOPS
  • Resource optimal targeted IOPS = SLO_Overprovisioning * Targeted IOPS
  • Resource optimal expected/targeted IOPS の見積もりでは、リソースの IOPS の割り当てを変更する要求を受信するたびに予算が作成されます。
  • IOPS の割り当てを変更する要求は、既存のワークロードに対する新しいワークロードと PSL の割り当てをプロビジョニングすることです。
  • 新しい要求の結果がにResource optimal expected IOPS < Expected IOPSなった場合、要求を満たすために使用できる IOPS がないため、要求は失敗します。
  • 現在、予算編成サービスの成果の調整は、オーバープロビジョニングの値を調整することによって行われています。
  • 現在のオーバープロビジョニング値[1]は設定 MySQL テーブルに保存され、ネットアップのサポートからのみ調整できます。
  • デフォルトのオーバープロビジョニング要因はSLA_Overprovisioning=4 、とSLO_Overprovisioning=10です。

 

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