Data ONTAP のボリュームのオートサイズとは何ですか。
環境
- ONTAP 9
- Data ONTAP 8
- Data ONTAP 8 7-Mode
- Data ONTAP 7 以前
回答
volume autosize の機能
- ボリュームのオートサイズは、 Data ONTAP のポリシーベースのスペース管理機能であり、ボリュームがフルに近くなった場合に拡張単位で拡張できます。
- 「ほぼフル
wafl_reclaim_threshold
」のしきい値はフラグで定義されます。 - 使用可能なスペース
volume full
よりも大きい書き込みがノードに送信されると、 Data ONTAP はメッセージで書き込みを失敗させる前にできるだけ多くの書き込みを試行します。- 次回のチェックでは、空きスペースの最小しきい値に達するまで、ボリュームが増分して拡張されます。
- つまり、オートサイズは「オンデマンドで拡張」ではなく「使用時に拡張」と呼ばれるのが最適です。これは、しきい値を計画して段階的に拡張する場合に覚えておく必要がある違いです。
- ボリュームのオートサイズでは、ボリュームが無制限に拡張されるわけではありません。
- ボリュームは、最大オートサイズの値に達するまで拡張され、その後スペースは割り当てられなくなります。
ボリュームのオートサイズを有効にする構文は次のとおりです。
clustered Data ONTAP 9 :
::> volume modify -vserver <vserver_name> -volume <volume_name> -autosize
-autosize-increment -autosize-increment-percent
-autosize-grow-threshold-percent -autosize-shrink-threshold-percent
-autosize-mode -autosize
-autosize-reset -antivirus-on-access-policy
注-autosize-increment
: ONTAP 9 以降では、この値は ONTAP によって動的に決定されるため、は使用できません。
上記のパラメータの詳細については 'volume modifyコマンドのマニュアルを参照してください
Data ONTAP 7
> vol autosize [-m [k|m|g|t]]
[-i [k|m|g|t]]
[ on | off | reset ]
-m
オプションは、ボリュームの拡張が許可される最大サイズを設定します。デフォルト設定は、作成-i
時のボリュームサイズの 120% です。オプションでは、ボリュームがいっぱいになるたびにボリュームを拡張する増分を定義します。デフォルト設定は、作成時のボリュームサイズの 5%on
です。この機能off
reset
を無効にすると、設定がデフォルト値にリセットされます。
再利用ポリシーの選択:
ボリュームtry_first
オプションを使用して、ポリシーの定義によって決定されたスペースを再生する。try_first
ボリュームのオプションによって、次の処理が実行されるか
- 最初に Snapshot 自動削除が試行されます。
- または、ボリュームのオートサイズが最初に試行されます。
指定可能な try_first
値は次のとおりです。
snap_delete
volume_grow
関連リンク:
- ボリュームの自動拡張(オートサイズ)機能は、予期したしきい値ではトリガーされません。
- Snapshot の自動削除の使用方法
- Data ONTAP 7.2.x および 7.3.x でオートサイズ情報を表示する方法